ドラえもんが川崎市民に!! ドラえもん特別住民票交付式
2012年9月5日(水)
ドラえもん生誕100年前の9月3日、藤子・F・不二雄ミュージアムで「ドラえもん特別住民票交付式」が行われ、川崎市の阿部孝夫市長、藤子・F・不二雄ミュージアムの伊藤善章館長が出席した。たくさんの来館者が見守る中、阿部市長がドラえもんに川崎市の特別住民票を交付し、ドラえもんの代理で伊藤館長が受け取ると、周りから拍手が送られた。
川崎市にある生田緑地の一角に住んで、ドラえもんをはじめ藤子プロの作品を創作してきたという『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄。阿部市長は、ドラえもん特別住民票交付のいきさつに触れ、ドラえもんの誕生日もさることながら、藤子への敬意や藤子・F・不二雄ミュージアムのオープン1周年を記念してとのことと話した。
また、ドラえもんに交付した「ドラえもん特別住民票」を9月3日から川崎市の7つの区役所と2つの地所で配布するという。阿部市長から12万9300枚配るとの発表があると笑いが起こり、これには阿部市長も「皆さん、ドラえもんファンの方はご存知ですね」と感嘆。「ドラえもんの身長、体重、胸囲の129.3cmにあわせて12万9300枚配るということです」と補足の説明を入れてにっこり。
さらに「川崎市では住民票や各種の証明書などの台紙にドラもんやパーマンをすかしに入れたものを1年間限定で発行します」と紹介した。この発表に来館者のうらやむ声があがると、阿部市長は「ぜひ川崎市民でない方は川崎市民に。こうした取り組みによって藤子作品やミュージアムを知ってもらえたら大変うれしいです」と結んで笑いをとった。
阿部市長のスピーチを受けて伊藤館長は「今、阿部市長が素晴らしいご英断とご決断をいたしまして、晴れてドラえもんが市民になったということです。120年後にはドラえもんも選挙権に行けるだろうと思います」とうれしそうに語り、「ありがとうございます」と感謝を述べた。
「ドラえもん特別住民票」は、神奈川県川崎市ホームページからダウンロードすることもできる。