18歳の次世代エース“ぱるる”島崎遥香、マジすか!?初センター…AKBじゃんけん大会
2012年9月19日(水)
◆第3回AKB48じゃんけん大会(18日・日本武道館) AKB48の29枚目シングルを歌う選抜メンバー16人を決める「第3回じゃんけん大会」が18日、東京・日本武道館で行われ、島崎遥香(18)が優勝した。全シングルで選抜メンバー入りしてきた小嶋陽菜(24)は、3回戦で敗退し、連続選抜入りの記録が途絶えた。一方で、第1回優勝の内田眞由美(18)が4位、第2回優勝の篠田麻里子(26)が5位に入り“じゃんけん女王”として強さを発揮。今年の総選挙1位の大島優子(23)、2位の渡辺麻友(18)はいずれも選抜入りを逃した。
割れんばかりの「ぱるる」コールがうれしかった。優勝トロフィーを大事そうに抱きしめた島崎は「まさか勝ち取れるとは思っていませんでした。今までで一番楽しいじゃんけん勝負でした」と声を弾ませた。
快進撃だった。中西智代梨(17)、永尾まりや(18)に連勝して選抜メンバー入りを決めると、柏木由紀(21)、中村麻里子(18)も撃破。準決勝では横山由依(19)、決勝では仁藤萌乃(20)を破った。初参加の昨年大会では「ぱるる」の「パー」を出して、2回戦敗退。リベンジを誓った今年は6試合中、5試合をチョキで勝った。自らも勝因に「ずっとチョキ出し続けたこと」を挙げた。
前田敦子(21)が卒業したAKB48の「次期エース候補最右翼」と誰もが認める存在。今年4月期の日本テレビ系「私立バカレア高校」の主役に抜てきされると、7月期もテレビ東京系「マジすか学園3」(金曜・深夜0時12分)で主演。刑務所を舞台に体当たり演技を披露している。「いま、人生で一番運がいい時期だと思ってます。ドラマに2クール出してもらって、選抜にも入れて。ベスト16に入ったらセンターまで行きたいですね」。ひそかに抱いていた期待が現実のものになった。
9期生。「緊急募集!」の文字を見て、慌てて応募した。「遊び半分に出しました。見た当日が締め切りだったんですけど、なぜか受けてみようと思って」。パソコンに保存していた写真を「テキトー」に送ったら、合格した。まさにシンデレラガールだ。
おっとりとした性格で、総合プロデューサーの秋元康氏(54)やファンからは「ぽんこつ」と呼ばれている。総監督の高橋みなみ(21)は「すごい潜在能力なんですけど、自分のスイッチを切り替えるのが苦手な子」と表現し、「それが自分でチャンスをつかんだ。もう、ぽんこつなんて言わせない!」と後輩の気持ちを代弁した。
29枚目シングルでセンターを務める島崎は「ぽんこつらしく、ぽんこつなりに、一生懸命、対応もしっかりできるように成長できたら。頑張ります」と決意表明。「曲名? 『下からぱるる』、それとも『ぽんこつ―』って付くかも」と笑わせた。最後は「100万枚狙います」と堂々と宣言。その目は自信とやる気に満ちあふれていた。
◆島崎 遥香(しまざき・はるか)1994年3月30日、埼玉県生まれ。18歳。チーム4からチームBに異動予定。09年9月の9期生オーディションに合格。総選挙は第1回が加入前、第2回は28位、第3回は圏外、第4回は23位。じゃんけん大会の第1回は不参加、第2回は2回戦敗退。将来の夢は綾瀬はるかや北川景子のような女優。愛称・ぱるる。
◆ぱるる「ポンコツ」伝説 おっとりしたマイペースな性格から、公演での立ち位置を間違えたり、握手会でボーッとしていたり、時にはMCの内容を忘れることも。ファンや秋元康氏から「ポンコツ」と言われるようになったが、本人はその意味も知らなかったという。本人はカナ表記ではなく「ひらがなの『ぽんこつ』と呼んで」と呼びかけている。